日々の吹き溜まり

日常の累積記録とメモ程度の読書記録

祖父母宅で読み終えた本

 

吉田茂と岸信介――自民党・保守二大潮流の系譜

吉田茂と岸信介――自民党・保守二大潮流の系譜

 

 

初っ端にこれを選ぶのか。自分でも自意識を疑う。

私はゆとり世代で、政治経済は選択しなければ学べない身だったので、独学する必要があったのだと言い訳をする。

読書記録を思い立った時に、書きたい題材がたまたまこれだったのだ。別に私の思想すべてが、政治に侵されているわけではないと弁明しておく。

ゆとりなんかくそくらえである。最悪だ。知識という誰にも盗まれない財産を与えられず、競争社会に放り込まれた成れの果てがこれだ。ひきこもりの主婦である。笑えない冗談もいいところだ。

 

とにかく、私は暇でどうしようもない時間に、文章力の向上と知識の獲得に、このブログを開設した次第である。

 

この本は、ちょうど十歳年上の方が書かれた本だった。歴史というのは連載小説のようなもので、子どもは、その物語に途中参入させられる登場人物の一人だ。よって、世界について考える際にはある程度、物語を把握しておく必要がある。それは現状の把握にも繋がる。何故、今の社会があるのか、どうして改善できないのか、その理由をとても分かりやすく教えてくれるのが歴史という物語である。つまり、歴史の生き証人なんかの生の声なんかよりも、俯瞰的に綴られたものの方が好ましい。この本は、それを見事に体現した本だった。

 

吉田茂、大雑把にいえば戦後に頭角を現した政治家と、戦前に政治を担っていた岸信介との政権の争いである。それは今なお続いていることを、この著作を通して概観を知ることができた。そして、確信した。政治は、男という皮を被った子どもの理知的なおもちゃである。

そして、彼らが考えているのは、権力を掌握し、自分の願いをかなえる為だけに政治をしているのだ。なんてこった!日本のどこが素晴らしいって?最悪だってことしかわからなかったよ!